尿管結石治療中

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尿管結石。聞いたことはあったけど自分には無縁のものだと思っていた。

一昨年の冬、40℃前後の熱が約一週間続いたことがあった。インフルエンザも流行ってたから、すっかりうわー、インフルエンザにかかっちゃったよ~、って思ってた。
土日を挟んでいたので、週明けに病院行ってもタミフルやリレンザはすでに効果期待できないだろうなぁ…インフルエンザなら一週間もすれば熱も下がるだろう、と病院へ行かずに寝ていた。ひたすら寝ていた。寝ていても頭がくらくらして、まるでずーっと船にのっている感覚だった。当然食欲もない。
5日目。いくらなんでもそろそろ熱が下がってもいい頃じゃないの?と熱を測るとまだ38℃以上。1週間を少し過ぎた頃、やっと37℃台まで下がったので、フラフラしながらも運転して病院へ行った。
病院行ったら、尿検査するとエライ尿が汚いなぁ、腰痛くないか?、腎盂腎炎かもと言われ、元々の持病の定期検査もあり、採血して、解熱剤と抗生剤もらって帰宅。翌朝、病院から電話があり、腎盂腎炎やなぁ、昨日渡した抗生剤を飲んで様子みて、って言われた。
その時は抗生剤のおかげかそれからは熱も下がり、ほどなく完治(だとその時は思っていた)。

それから2、3か月に一度高い熱を出すようになり、抗生剤を飲むと治り、疲れるとまた熱を出すというのを繰り返していた。これ一度泌尿器科に行った方がいいよなぁとは思ってたんだけど、その時は近くに泌尿器科がなかったんで、まぁいいや~と放置していた。

今年の春、また高熱が出た。うわー、また腎盂腎炎だなぁ、でもいつもの病院(内科)は休み。そう言えば最近家の割と近くに泌尿器科・内科って看板出してる病院できてたなぁ…そこ行ってみよう、と病院へ。
一応インフルエンザの検査。陰性。尿検査したらこれは腎盂腎炎の可能性が高いね、エコーとレントゲンを撮ってみましょう、と言われエコーすると、これはひどい、尿管に結石ができていてそれが原因で腎臓がかなり腫れている、水腎症ですね、痛くない?と言われた。
痛みは熱が出てたから関節痛はあったけど、腰の痛みとか腎臓周辺の痛みは全く感じなかった。普通、これだけ腫れてるとそんなじっとしてられないぐらいの痛みがでてるよ、でもたまにあなたみたいにほとんど痛みを感じない人がいるんだよねぇ、と言われた。すぐに大きい病院へ紹介状書くから行きなさい、と言われたけど、すぐには無理、と答え、とりあえず抗生剤の点滴を受けた。
夜に病院から電話がかかってきて、採血の結果もかなり悪いから、やっぱり明日の朝一で大きな病院に紹介状送っておくから行きなさい、部長先生に診てもらうように連絡入れておくから、念のために入院の用意もして診察を受けて、と言われた。

入院なんてマジっすかー?、と思いながら、そのままにすると完全に腎機能低下してしまうから、と言われ、しぶしぶ翌日大きな病院へ。
すぐに入院した方がいいと言われたけど、んなもんすぐに入院なんてできません、と拒否。結果、4日間毎日点滴に通うことになった。
初診の時だけ部長先生だったけど、その次からは主治医がかわり、いつもその先生が担当することに。
熱が下がった後、水腎症(=私の場合は尿管がつまってるせい)になってるから尿管ステントを入れましょう(腎臓から膀胱まで管を通す)、と言われ、同意書を出して試してみたものの、ステントが入る隙間もなく詰まっていて、痛い思いをしただけだった。
尿管ステント、女性の場合は麻酔なし。痛い。でも尿道カテーテルの経験があったからか暴れる程痛いってことはなかった。石に当たってる時はぎゃー、やめて~!、って感じだったけど。グリグリされてるのがわかるの。排卵痛の強い感じ。

このままではダメだから、ということで、ESWL(体外衝撃波)をあてましょう、ということになり、ESWLを。痛み止めとか麻酔は?、と聞くと、非情にも「ないよー」と。マジで?と思ったのは言うまでもない。
切開はしないけど、一応手術だから、と心電図、胸部レントゲン、血液検査を事前に受けさせられた。
ESWL当日は朝から絶食。お茶やブラックコーヒーや水は術前まで飲んでもいいと言われた。
手術の1時間前に病院へ。点滴。この点滴、4回以上針を入れるのに失敗されてしまい、注射恐怖症になってしまった。
時間前に放射線科へ移動。はい、ここに寝て下さい、と機械を指された。お腹の上の方にも機材があるんで、台との隙間に寝ころぶみたいな感じなんだけど、背中のあたりにはゼリーを塗った水パッドみたいなものがあって、寝ころびにくい。なんとか寝ころんで、はい、じゃ今から始めますね、とスタート。
約一時間。等間隔でペシペシペシと輪ゴムではじかれるような感覚が。最初は出力も弱く、楽勝!って思ってたんだけど、だんだんパワーを上げられる。パワーが上がっても痛くない時とかなり痛い時があった。我慢してたけど、もう限界!、って言うと、出力を弱めて続けることに。
最大20の所を18でやって、たまに15ぐらいに落としていたらしい。痛み止め使ってマックスであてればいいのに、なぜ?、って思うんだけど、絶対痛み止めは使わないんだよねぇ。病院によっては座薬入れたりするらしいのに……。
終わった後、腰が痛くて少し動くのがツライ。トイレに行ったけど、私の場合は砂のかけらもほとんど出ず、血尿も少しあっただけで、すぐに治まった。
レントゲン撮影。ほとんど石の大きさは変わっていないと言われた。1週間後にもう一度当ててくれとお願いし、医者は2週間は開けるべきと言ったけど、1週間あければいいって書いてるホームページも見たと言って、1週間後に再度あてることになった。

2回目。石の大きさほとんど変わらず。若干削れたか?、という程度。もう一度あてましょう、でも次は2週間後、と言われてしまう。

3回目。少し削れた。術中の痛みもかなりきつかった。終わった後、尿から砂のかけらみたいなのがちょっとでた。

4回目。この時はまったく石に当たってなかったと思う。ハイパワーでずっとやってもらったけど、全く痛みがなかった。これずれてんじゃない?と思ってた。当然石の大きさに変化なし。

4回目が終わった後、埒があかないので、内視鏡手術(TUL)にしましょう、と言われた。私は内心、「いやいや今回のは全く当たってなかったし。邪魔くさくなったんやろ、それに儲けになんないから内視鏡手術にするんちゃうん?」と思っていた。
ESWLは同じ石に関しては手術費用は一度払えばOKなんだよね。まぁ、受けるたびにレントゲンや点滴の費用はかかるんだけどさ。
文句言っても聞いてもらえそうにないし、水腎症を放置しておくわけにもいかないので、手術を受ける事にした。

4回目のESWLから約一月後にTULを受けるになった。その前にまた術前検査があり(今度は心電図などの他にも全身麻酔するから、と肺活量の検査もあった)、家族への説明もあった。旦那は仕事休んでまでは来ないので、娘は?と聞くと、未成年はダメと言われたんで、うちの母に来てもらうことした。早ければ3泊4日で帰れるとのことだった。

入院1日目。TULを受ける前日の朝から入院。入院してすぐに点滴を入れられた。看護師さんがマグコロールという下剤を水に溶かされた状態で持ってきた。
味はポカリスエットをまずくした感じ。飲み辛い。でも飲まないとしょうがないんで、鼻をつまんでグイっと飲むのを繰り返してやっと飲んだ。

入院2日目。朝までに便が出るかと思えばなかなか出ず、えー、どうしようという間に手術日当日。朝方にちょっとだけ便が出たものの、これ全部出てないよなぁ…と思っているうちに看護師さんがやって来た。
両肩の所がスナップになってる手術着を渡された。で、足には着圧ハイソックスを。キツイ。血栓予防の為らしい。
車いすに乗せられ、手術室へ移動。産婦人科のような台に寝ころばされ、薄布か何かを上からかけられ、スナップの所をべりべりと剥され服を脱がされた。あぁ、脱がせやすいように両肩がスナップなんだ~とちょっと感心。麻酔医が頭上で今から麻酔入れます、と言われて多分10秒もたたないうちに腕が冷たくなって記憶がなくなる。

「○○さん、大丈夫ですか?」という声で意識が戻った。ストレッチャーに乗せられながら手術室から出てすぐみたいだった。先生の顔が見えたので「石、全部取れました?」と聞いたのを覚えている。そこからちょっと記憶が飛んで、病室に。酸素マスクをつけられ、心電図や脈拍、酸素なんかをチェックするモニターをつけられ、尿道にはカテーテル、腕には点滴。足には血栓予防のフットマッサージャーのようなものがつけられて、ふくらはぎを刺激。元々血圧低いんだけど、術後は下が45ぐらいになって何度かアラームが鳴った。あのアラームは心臓に悪いよねぇ。

酸素マスクは割とすぐにとってもらえた。マグコロールの効きが遅れてやってきて、術後下痢。トイレ行きたいんですけど、と看護師さんに言ったけど、動いちゃダメだから、と小さな洗面器のような物を渡され、これをお尻の下に置いて、と言われた。ぎょえー、こんなのでするぐらいなら立てるからトイレ行かせて~と思ったんだけど、却下。仕方なく、差し込み便器を使用。漏れるんじゃないかと思ったけど、大丈夫だった。うまくできてるもんだよねぇ。でもお尻とか拭けないので、看護師さんに拭いてもらう。屈辱だわ。で、それ何度かあったんで、オムツをつけることになった。これも屈辱だったわ。
腹痛と頭痛だったかな。あぁ、熱高かったから関節痛だったかも。なんか痛くて(人間って凄いね、あんだけ痛かったんだけど、もう何が原因だったのか忘れてるもん。苦痛は忘れるようにできてんだなぁ)、痛み止めをお願いしたら、座薬か筋肉注射の処方しかでてないと看護師さんに言われた。何のために点滴つけてんねん、点滴から入れたら簡単やろ~、と思ったけど、看護師さんが筋肉注射の方をお勧めしてくるんで、筋肉注射をしてもらったけど、想像を超える痛みで、二度とせんわい!、と思った。
術後4時間以上経ったら飲みものはOKと言われた。野菜ジュース飲んでいいですか?と聞くと、ダメ、水かお茶で、と言われた。野菜ジュースは飲み物じゃないのかよぉ~!食事は翌日から。

入院3日目。尿道カテーテルと点滴はついたまま。抗生剤があまり効いてないのかまだ熱が。炎症反応も高く、3泊で帰宅は無理だね、と言われた。

入院4日目。抗生剤の種類が変わって、本数が増えた。炎症反応よっぽどひどいのか?尿道カテーテルを取ってもらった。トイレに行く度に尿を専用の瓶にためるように言われた。

入院5日目。熱ある為帰宅無理。明日熱がなかったらいい、と言われた。

入院6日目。朝方こっそり解熱剤を飲む。←反則です。
だっていい加減帰りたかったんだもん。大部屋あいてなくて準個室に入れられ、差額ベッド代が4000円近く取られてるんだもん。熱が下がったから帰宅していいと言われ、やっと帰宅。1週間後に診察を受けるようにと言われた。

尿管ステントは入ったままで、尿道口から紐みたいなのが出ている状態で帰宅。これが歩くたびに痛くて、不快なことこの上ない。

1週間後の診察。腎杯にかけらが残ってるみたいだ、と言われた。今回のTULで飛んだのか、砂が集まって塊に見えてるのかわからないと言われた。ちょっと様子見ましょう、と言われた。尿管ステントは取ってもらうことに。はースッキリ。

手術から1か月経って再度診察。腎杯にある石っぽいものは変わらず。3か月後にもう一度見て、またESWLをするか、そのまま置いて様子を見るか考えましょうと言われる。水腎症はどうなってるんですか?、と聞いたらエコーしてみよう、と言われ、腎臓の形は変わったままやね、水腎症になってた期間が長かったのかも知れない、このまま形は変わらないかもね、腎機能も多少落ちてるのかもしれない(もしそうなら治らない)、と言われた。尿に細菌がずっとでてるんですけど、と言うと、結石あるからしゃーないね、と言われた。そういうもんなの?

まだその3か月後の診察を受けてないから、またESWLをするのかどうかわかんないんだけど、まだ当分泌尿器科通いは続きそう。

私の場合、尿管結石での痛みってほとんど気付かなかったんだけど、よーく考えれば、5年ぐらい前に一度ぎっくり腰(だと思っていた)になって、38℃超える熱が出て、1週間ぐらい痛くて動けないってことがあったのね。それ、今思うと尿管結石だったのかも。本当にのたうちまる痛さ。
内科でも泌尿器科でも、腰痛くないですか?、って何回も聞かれたけど、まぁ、ちょくちょく腰やらかしそう(ぎっくり腰一歩手前みたいな痛み)って感じてたのがそうだったのかなぁ、って思う。ただ人よりも痛みがさほどひどくなくて、結石だとは思わなかっただけで。
友達が「うわー、またぎっくり腰になった」って言ってるのを聞いたら、最近では「泌尿器科行った方がええで、それ石かもよ」と言うようになった。

全身麻酔、気管挿管する、っていうのを聞いて死ぬほど怖かったんだけど、気が付いたら全部終わってた。入れられたことも、抜かれたことも全く覚えてない。管を抜いた後の喉の痛みも私はほとんど感じなかった。まぁ、あんまり頻繁にされたくはないけどね。

参考までに日帰りESWLの費用は6万円強。7万近かったと思う。入院ありのTULは18万円超えた。請求書見て眩暈がした。差額ベッド代と退院が延びたのが地味に大きかったと思う。医療保険は入っておくべきだと本当に思った。

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