甲状腺の病気

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うちの長女は甲状腺機能亢進症(バセドウ病)。診断されたのは中学生の時。

古くは皇后美智子様、歌手の絢香さんもかかってた(現在も?)バセドウ病は、甲状腺ホルモンが過剰に作られる病気。起きていても寝ていても体は全力疾走している状態なので、心拍数は速いし、食べても食べても太らないどころか痩せていく自己免疫疾患の一つ。

中一の冬頃、長女から動物性の石鹸のようなニオイがし始めた。思春期で代謝が活発になってるせいかと思ってたけど、なんか顔がむくんでるように感じた。最近ちょっとイライラしてるよなぁ…とかよく飯食うよなぁ…、よく寝るよなぁと思っていたけど、思春期だしなぁ、こんなものなのかなぁとそのまま春になった。ゴールデンウィーク頃に風邪を引いて、熱を出した時にしんどそうなので脈を測ってみた。嘘!これは速すぎでしょ?ってぐらい寝ている状態で測ったのに異常に速い。私の実家は自己免疫疾患の多い家系なので、いろいろググって、もしかしてバセドウ病かも……と思いながら近くの小児科へ連れていった。

「ちょっと脈拍速いし、むくみとか気になるんですけど、まさかバセドウ病とかじゃないですよねぇ?」と言うと、調べてみましょう、と採血することに。
病院が大嫌い、薬も錠剤が飲めない、注射は暴れるという(その時娘はすでに中二だったんだけど( -.-) )うちの娘、採血するのも一苦労。看護師3人+私で押さえつけて「こんな子見たことない!」と言われながら、やっと採血。

採血は外部に出すので、検査の結果がわかったら電話します、と言われてその日は帰宅。翌日、「バセドウ病かも知れない、数値がかなりひどい」と言われて病院へ。すぐに専門医のいる病院へ紹介状を書くから行くように言われてしまう。

大きな病院へ行くと、娘、かなり不安げ。検査をして、後日、アイソトープ検査をしましょう、ということになった。
バセドウ病のアイソトープ検査は、微量の放射性同位元素の入ったカプセルを飲んで、ガンマカメラで画像にして診断する検査で、カプセルを飲まなきゃいけないと聞いた娘、尻込みをしてしまう。とにかく錠剤すら飲めない子だったので、空のカプセルを薬局で買って、練習させることに。

何度も練習させたけど、すぐに吐き出す娘。ミンティアのような小さいお菓子の粒とかで練習させたけど無理。そうこうしている間に検査日当日。
やっぱり飲めない。仕方がない、検査の精度は落ちるけど、シロップに溶かせて飲ませましょう、とカプセルの中身をシロップに入れて飲ませることに。娘はまだそっちの方がマシと嫌がりながらもなんとか飲んで、検査室へ。

血液検査や画像診断からもバセドウ病ですね、と言われてしまう。とにかく数値が悪いので、1か月は自宅安静で、と学校を休ませることに。入院した方がいいと勧められたけど、娘は断固として拒否。

そこから飲み薬としてメルカゾールを毎日飲むことに。最初はうまく飲めなかった娘だけど、さすがに飲まなきゃ大変なことになると覚悟を決めたのか、2、3日で飲めるようになった(それでも2、3日かかっている)。数値はなかなか安定せず、副作用の蕁麻疹が出たりして、効きすぎて逆にダメで反対の作用を持つチラージンと併用して徐々に数値を安定させていくという方法になった。

安定するまでは週に一度通院。少し安定して月に二度。かなり安定してからは月に一度のペースで。バセドウ病眼症のこともあるから、と眼科にも月一は連れていっていた。眼科は今は通っていないけど、奥二重だった娘の目は今はパッチリ二重で、ほんの少し目が飛び出している感じはする。甲状腺の方は、月に一度のペースで採血して、薬も毎日飲んでいる。

一時期、薬をもう飲まなくてもいいね、って状態になって、近くの個人病院で見てもらっていいから、と病院を変わったんだけど、その後でまたちょっと数値が悪くなり、薬を少量だけど飲み続けることになった。

娘は平常時の脈拍が一分間で100を超えると数値が悪化してる。だから彼女の場合は脈拍ですぐ病状が安定してるかどうかわかる。一番ひどい時が120超え。安定してる時は75~90ぐらい。

娘にはアメリカでよくやるアイソトープ治療にして、バセドウ病とはおさらばしたら?(アイソトープ治療をすると甲状腺機能低下症になる可能性はあるけど、管理はしやすい)、と言うんだけど、嫌だ、と言ってる。

娘のバセドウ病が発覚して、私は私で持病があったので個人病院へかかっていたんだけど、娘の話をすると、先生が私の甲状腺ホルモンも調べた方がいいと検査した。
結果、甲状腺機能低下症やねぇ~。薬飲んだ方がええよ、と私はチラージンのお世話になることに。

甲状腺機能が悪い人って結構な割合でいるらしく、薬が必要とまではいかなくても、低下している、様子をみた方がいい、って人はかなり多いみたい。私が診断されてから、友達が「最近疲れが取れなくて」と言うので、「甲状腺の検査してもらい!」と言って検査させたら橋本病発覚、とか、他の友達は薬を飲むほどではないけど、低下気味。年に一度は検査した方がいいね、と言われたりして、予想以上に多いなぁというのが実感。

加齢で疲れが取れにくくなるとか、代謝が落ちてしまうってのはあるとは思うけど、もし疲れが取れない、いつもと同じように動いて同じ量を食べているのに体重が増えているとかなら甲状腺機能低下症の可能性が。
逆に食べても食べても太れない、じっとしているのに脈が速い、汗の量が異常に増えた気がする、息切れがする、妙にイライラする(なんか更年期の症状にも似てるね)って場合はバセドウ病の可能性が。気になるようなら早めに血液検査してもらった方がいいと思います。

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