漫画『3月のライオン』2巻 ざっくりあらすじ&感想

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はい、ざっくりあらすじです。少々ネタバレも含んでいるかも知れません。作者さんが意図しているのとは違う受け取り方をしている所があるかも知れません。悪しからずご了承下さいませ。

1巻のあらすじはこちらのページに。
3巻あらすじはこちらのページに。
4巻あらすじはこちらのページに。

『3月のライオン』2巻 ざっくりあらすじ

Chapter11 神さまの子ども(その①)

川本家で食事をしている零。無意識に「どこか行きたい」と言ってしまうが、行きたいところもなく、どこかへ行ってしまいたかったということに気付く。

高校の職員室で担任と話す零。対局が入り移動教室へ参加できなくなったことにほっとする内心を担任に読まれてしまう。

零の将棋は停滞していた。

Chapter12 神さまの子ども(その②)

初めて宗谷冬司(現在の名人)に会ったときの日を思い出す。

階段で一人昼食を食べている零の元に担任がやってくる。担任の作った詰将棋が雑誌に載ったと零に見せるが、一瞬で解く零。雑誌の表紙には宗谷名人の写真が。

零は連敗が続いていた。学校帰りに川本家の次女ひなたに会い、一緒にハンバーガーショップに入る。元気がなさそうな零を心配し、ひなたは零を夕食に誘う。

Chapter13 神さまの子ども(その③)

中学生に心配され、少し落ちこむ零。ハンバーガーショップにひなたの憧れの高橋君が偶然やってくる。慌てて飲み物で服を汚してしまったひなたは洗面所へ駆け込んだ。

高橋君と二人きりになってしまった零はどうしようか悩むが、高橋君の方はプロ棋士である零のことを親に聞いて知っていた。

プロ野球選手になる夢を持つ高橋君。都内の高校は甲子園に出れる可能性が低いので、地方の高校へ行くか迷っている時に高橋君の父親が中学生でも自分の道を決めた零のことを話したらしい。

高橋君は零に「なぜプロになって一年遅れで学校へ行くことにしたのか」と尋ねる。真剣な高橋君にいい加減な返答はできないと思う零は、「逃げなかった記憶が欲しかったんだと思う」と答える。言いたいことが高橋君にすっと伝わった零は感動する。

高橋君の友人が高橋君を呼びに来る。またよかったら話そう、という零。ひなたを通して連絡してくれ、と言う。ひなたは大喜びし、零は高橋君に会えたのはひなたのおかげとお互いに「ありがとう!」と言いあう。

高橋君が零に訊いたように、いつか宗谷名人に訊いてみたいと思う零。

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Chapter14 大切なもの。大切なこと。

川本家に高橋君が来ることになり、緊張するひなた。夕食はカレー。カレーに唐揚げ+温泉タマゴというメニューにお店で食べるご飯みたいだと豪快に食べる高橋君。

食後、高橋君が持ってきたビデオをデッキに入れ、零に聞きたいことがある、と言い始める。

零がテレビに映っているのを見て驚くひなたとモモ(ここで初めて零がプロ棋士であることを知る)。そこへひなたたちのおじいちゃんがやってくる。

二海堂解説のその対局で、零が指した一手に「カッコつけんな!」と興奮する二海堂。素人には敗着の一手には見えないのに、なぜそれが敗着の一手なのかと聞く高橋君。

解説の二海堂にテレビを通して言いたい放題言われ、大声を出してキレてしまう零。その零を見て、大声を出す零を見るのは初めて、なんか楽しいね、とひなたに言われ、そんなことを言われたのは初めてだった零は驚く。

私にも将棋を教えて、とひなたは零に言う。

Chapter15 将棋おしえて

誰かに自分のいる世界について興味を持ってもらえるのは嬉しいことだと気付く零。

売店で将棋の駒や解説本を選んでいると二海堂がやってくる。川本家について行く二海堂。

零はひなたに将棋を教えようとするが、固すぎてひなたはついていけない。すると二海堂が絵本を出してきて、わかりやすくひなたとモモに教え始める。

しゃくに触りつつ、結構わかりやすい絵本だなぁ、と感心する零。よく見ると、それは二海堂が作った本(自費出版なのに超豪華な装丁)だった。

川本家を出ると、二海堂が付いてくる。泊まる気満々の二海堂に少しは遠慮しろと思う零。

Chapter16 面影

帰宅した零たちを待っていたのは二海堂家のじいや・花岡さんとデパートの作業員。次々に家具を運び込まれてしまう。引越し祝いだ、という二海堂。

棋士会館で先輩棋士のスミスと一砂に先日の二海堂の解説を揶揄われる。解説の後、二海堂が貧血を起こして座り込んだことを知らされる零。二海堂は今季多分昇級して零との対局と心待ちにしている、彼をがっかりさせないでくれ、と一砂に言われる零。三勝三敗の零は踏みとどまらないと降級点がつく状態だった。

二海堂の熱さに胸が苦しくなる零。実父のことを思い出す零。自分は今、父が焦がれた棋士の世界にいることを思い出しながら家に帰る零。部屋の前には義姉・香子が立っていた。

Chapter17 遠雷(その①)

香子に半ば強引に部屋に上がり込まれてしまう零。

まだあの人といるの?と聞く零。香子は妻帯者の棋士・後藤と付き合っていた。

零の顔を覗き込む香子。傷が残らないですんでよかった、とつぶやく。零は後藤に殴られたことを思い出す。

零の部屋に泊まる香子。今日の零の対局相手は後がない松永だと言う香子。あなたって優しいから、こういう時わざと負けてあげたりするんじゃないかと心配なのよね、という毒をはらんだ言葉を残して去る。

Chapter18 遠雷(その②)

65歳の松永との対局。策のない指し方にどうしていいかわからなくなる零。わざと負けるにもそれすら難しい状態になり、もう、さっさと(勝って)終わらせてしまおうとする零。15分後、松永の負けで対局終了。

帰りに松永に会いたくないとエレベーターを使わずに階段で帰ろうとすると、松永も同じことを考えていたらしく、零の姿を見た松永は転んでしまう。

早く自分の前から消えろ、と言う松永だったが、腹の虫が鳴り、一転、「おごれ!」と言い始める。

Chapter19 遠雷(その③)

高級うなぎをたらふく食べてご機嫌になる松永。酔っ払いに慣れていない零は戸惑う。

帰り際、松永は今日の対局はどうやってカッコよく負けるか考えていたが、対局が始まると、負けたくないという気持ちがわきあがってきた、と零に言う。

香子から慰めてあげようかと思って、と電話が入る。松永は将棋を辞めないよ、と香子に言う零。

女房と娘に引退しないということを説得するのを手伝ってくれと頼まれる零。棋士は体力がいるから家族の人も心配しているんですね、と言う零に、棋士を辞めたら家の中で威張れなくなるから嫌だと言い出す松永。そんな理由で?、と呆れる零。

Chapter20 贈られたもの(その①)

後藤から貰った時計を零の部屋に忘れたから持ってきてと香子に頼まれる零。

クリスマスイブの対局相手、安井の離婚が決まったことを教えられる。安井の娘のクリスマスまではパパと一緒にいたいという気持ちが泣かせるわよね、子どもは親を選ぶことができなくてかわいそうね、あなたは違ったわね、あなたは自分で親を選らんだんだものね、私の父親をね、と言う香子。香子の毒をはらんだ言葉がたまらなく嫌だと思う反面、聴いていたいと思う自分が嫌になる零。

回想
クリスマスプレゼントを開ける香子。熊のぬいぐるみ。
歩にはゲーム機。
零には将棋の駒だった。
将棋の駒に込められた義父の想い。と同時に香子と歩がどんなに傷付いたのかも零にはわかっていた。

勝って帰ってきたパパと負けて帰ってきたパパ、最後のクリスマスにピッタリなのはどっちかしら、と問いかける香子。

高校で通知表を受け取る零。クリスマスはその一年間、周りの人達にどれだけ愛されたのか、どんな風に愛されたのかという通知表のようなものだとある時思ったことを思い出す。

将棋会館に向かう途中、駅で対局相手の安井がクリスマスプレゼントの袋を持っているのを見かける零。

最後のクリスマスの思い出にピッタリなのはどっちかしら?、という香子の言葉を思い出す。

Chapter20 贈られたもの(その②)

安井との感想戦。途中でミスをし、やる気をなくしてしまった安井との対局を思い出す零。

安井は早々に帰ってしまうが、零は安井が娘へのクリスマスプレゼントを忘れているのに気付き、後を追う。
駅やじゃない方へ向かう安井に追いつき、プレゼントを渡そうとすると、俺のじゃない、と受け取りを拒否する。安井さん!という零に、わかったよ、うるさいな、あーあ、最後のクリスマスだったのにな、と乱暴に受け取る安井。

誰もいない公園(グランド?)へ走る零。じゃあどうすればよかったんだよ、自分のせいかよ、酒飲んで逃げてんじゃねーよ、と叫ぶ零。

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2巻の感想

 

もー、香子が嫌な奴~!!対局前にどうして余計な情報を零にどんどん吹き込んでいくんだよ~、って感じなんだけど、でも零は乗り越えていくんだよね。

事情がどうあれ、生き続ける為には相手がどうなろうとも勝つしかないって。勝負の世界だからねぇ。

二海堂の絵本には笑いました。飛び出す絵本になっていて、駒が猫。絵も文も二海堂という。簡単な感じで凸版印刷に頼んでまとめてもらって、新年パーティーで親族に配ったっていうエピソードが笑えます。どんだけ金持ちやねん、って。

二海堂は本当にいい奴で、どんどん零の懐に飛び込んでいくのね。徐々に受け入れ始める零の心の動きがいいな、と思えた2巻でした。

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