漫画『3月のライオン』3巻 ざっくりあらすじ&感想

ざっくりあらすじ続きです(ネタバレ多少含んでます)。作者さまの意図とは違う捉え方している所も多々あると思います。悪しからずご了承下さい(だ、だって、この作品はわりと行間を読むタイプの作品なんだもん…)。
1巻のあらすじはこちらのページに。
2巻のあらすじはこちらのページに。
4巻のあらすじはこちらのページにあります。

『3月のライオン』3巻 ざっくりあらすじ

Chapter22 ゆく年

大晦日の日。自宅で熱を出してうなされる零。そこへ川本三姉妹がやって来て、零を病院へ連れて行く。病院の後に川本家へ連れていかれる零。あかりに養父である幸田に心配しているだろうから電話するように言われる零。バッテリーが切れていた携帯には幸田からの着信履歴がたくさん入っていた。
夜、お腹いっぱいにり、コタツで寝ているひなたとモモとおじいちゃん。あかりと話す零。自分だけが独りぼっちだと思ってたが、そうでないことに気付かされる。

Chapter23 くる年

亡くなった母と妹の夢をみる。タンスにシールを貼って、お母さんに剥すのが大変なんだからと怒られている夢。川本家の二階で寝ていた零、モモに起こされ一階へ降りる。
年賀状を仕分けるひなた。零にも年賀状が来ているかも!、と行かなくてもいいという零の言葉を無視して零の家へ向かう。20分後、帰宅したひなた、き…きてたよー年賀状…2…2枚と目をそらしながら零に年賀状を渡す。ゼロかと思ってたのに、と零の方は気にしていない様子。
川本家に美咲おばさんがやってきて、みんなにお年玉を渡す。あかりとひなたが作った今風おせちを皆で食べる。
伯母さんが帰った後、モモがお風呂に入るからと二階に上がらされる零(川本家のお風呂には脱衣場所がなく、居間の窓を開けたらいきなり風呂という造りになっている)。
知りあって間もない人の家で普通に眠ろうとしていることに不思議さを感じる零。タンスに貼ってあるシールを見つけ、どうして今朝妹たちの夢をみたのかに気付く。

Chapter24 対岸にあるもの

三箇日を過ぎ、体調も戻ったので自宅に帰った零。インスタントラーメンを食べながら、つい数日前までの賑やかな川本家を思い出す。淋しさを感じてはダメだ、動けなくなると自分を奮い立たせる零。
唯一勝ち進んでいる獅子王戦挑戦者決定トーナメントに向かって集中しようと決意する。獅子王戦はトーナメントで一回勝てば60万という賞金が出る。燃えるスミス先輩。スミス、零も勝ち進む。スミスの次の対局相手は後藤。噂をすればエレベーター前で後藤に出くわしてしまう。

Chapter25 黒い河(その①)

後藤に香子のことで煽られる零。殴りかかろうとする零を止めるスミス。その時、釣りから帰ってきた神宮寺会長の声がし、後藤は去る。釣ってきた魚を押し付けられた零は川本家へ魚を持って行く。モモに泊まっていってと言われるが、後藤に勝ちたいと思う零は勉強しなきゃならないからと帰宅する。

Chapter26 黒い河(その②)

将棋会館で次の対局相手の島田と(零が島田に勝ち、スミスが負けた場合にあたる)後藤の棋譜のみをコピーする零。その姿を見たスミスは自分が勝つことを想定していない零にムカつく。
スミスと後藤の対局。スミスの負けで終了。対局後の感想戦でスミスにアドバイスをする後藤。帰り際、捨て猫を拾うスミス。

Chapter27 扉の向こう

島田との対局。打ち辛さを感じる零。攻める手がなくなり、初めて島田の顔を見る。やっとこっちを見たなという島田。
島田の回想:弟弟子の二海堂が島田に桐山(零)のアタマをかち割ってやって欲しいと頼む。
やっかいな事を…と思いながら零に(対局を)続けようかと促す島田。

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Chapter28 まぶしい闇

続けようかと言われた零は盤面を見て続けられないぐらい悪いことに気付き、衝撃と島田のことを見くびっていた恥ずかしさを感じる。島田に全てを見透かされていることに気付く零。感想戦で、かなり前の方の手から戦況が悪くなっていたことを教えられる零。逃げるように走って帰る零を見る島田とスミス。二海堂からの電話に島田は勝ったことを伝え、あいつは面白いやつだな、研究会に誘ってみようか、と言う。

Chapter29 ほんの少しの水

現実逃避してひたすら寝る零。脱水症状になってしまう。ポカリと少しの塩をとって、時間をかけて回復。コンビニに行けるようになり、目に留まった求人誌を持ち帰る零。ほとんど全ての求人が高卒以上というのを見て、高校卒業まで生活するためには将棋を続けるしかないと思い、学校へ行く。
階段で一人考え事をする零。自活すれば大人になれる、大人になれば泣かなくてすむ、と思っていた、と考えていると担任がやってくる。将棋界の期待の星が転職雑誌を読んでいることにどっからツッこんだらいいのやら、とうろたえる担任。島田八段の研究会に入ってみれば?と言う担任に、でも…と繰り返す零。
二海堂と一緒に歩く島田。どうして直接零に研究会に入らないかと誘わないのか?と言う二海堂に、こういうのは自分から言ってくるのを待つしかないんだ、と返す島田。

Chapter30 月光

香子のことを想う零。学校で授業を受けながら、そろそろ始まる後藤と島田の対局を考える。職員室へ行くと、担任がネットで対局の途中までの棋譜を見せる。将棋会館へ行って来れば?という担任に、出席日数がやばいんじゃ?と言う零に、行けと言う担任。駆け出す零。送りだした後で零の出席日数、足りてるよな?と慌てて数えだす担任。
午後9時に島田の投了で対局は終了。将棋会館の前で香子に声をかけられる零。そこへ後藤が「ストーカーがお揃いで」とやってくる。島田のことが眼中になかった零に「A級ナメてんじゃねーぞ」と吐き捨てて去る後藤。それを香子は追いかける。
離れたくなかったが、もう一緒にはいられなかったと香子を想う零。

Chapter31 自我のカタマリ

ひなたに、タンカを切って本命の前で撃沈した零の話を聞き、「そりゃ(零はうちに)来れないわ」と言うおじいちゃん。仕事でかいた恥は仕事で取り返すほかないからほっとくしかない、と言う。
島田と後藤の対局二回戦(獅子王戦挑戦者決定戦は三番勝負で先に二回勝利した方が勝ち)。学校で授業を受けながら見たくてたまらないと思う零。しかし、担任に出席日数がギリギリすぎて、風邪を引くこともできない状態だ、と言われてしまう。テスト範囲は友達に聞けと言っても友達を探しているうちにテストが終わるから全部の先生に聞いておいてあげたから、という担任。
二回戦は島田の勝ち。勝った島田はどうして桐山に良くしてやろうとするんだ?と二海堂に尋ねる。子どもの頃、零との対局で、自分が頭をカチ割られて、独りぼっちじゃないんだと気付かされたからだと答える二海堂。
一方の零は担任にすでに出席日数が2日足りてないから大量レポートで穴埋めしてね、とレポート課題を渡される。

Chapter32 夜を駆ける

学校のレポートのテーマが実験の感想を書けというもの。実験の日は欠席日と重なり、一度も実験をやったことのない零。担任は零を放科部(放課後理科クラブ)に連れていく。放科部にはとても生徒には見えないようなおっさん臭い野口がいた。放科部の協力で実験を見る事ができた零。
「一人じゃどうにもならなくなったら誰かに頼れ。でないと誰もお前にも頼れないんだ」と担任に言われた零は川本姉妹の顔を思い浮かべる。
担任に背中を押され、後藤と島田の最終局を見に行く零。将棋会館に着いた時にはすでに対局は島田の勝利で終わっていた。
零は島田の元に歩み寄り、盤を挟んだ向かいに座る。島田と零は同時に「研究会に入らない(入れて下さい)」と言う。島田は笑い、零はなんで?、という所で二海堂が戻ってきて、何で盛り上がってるんですか?僕もまぜて下さいよ、と言う。


3巻の感想

後藤との対局しか考えてなかったのに、島田に完敗して、成長していく回ですわね。島田がいい味だしてるよなぁ~と思った。後藤って奥さんはずっと入院中らしく、ただ単に性格の悪い奴ではない(スミスとの感想戦での時とか)んだよね。香子は後藤を追いかけてちょろちょろしてる。

孤独を感じる零に川本姉妹や担任はいつも手を差し伸べていて(二海堂もだよね)、それに少しずつ気付き始める零はなんだかんだ言っても人に恵まれているよなぁ~と思います(漫画だし主人公だしね)。

3月のライオンにはよく食べ物が出てきます。今風おせちは、はんぺんのボールを串刺しにしてお団子風にしたもの、ポークビーンズ、きんとん、れんこんのきんぴら、牛蒡の肉巻き、ミニハンバーグの亀、フランクフルトを鯛に見立てて切りこみを入れたもの…。

それで思ったのが、はんぺんのボールって何?、ってこと。はんぺんをミキサーか何かですり潰して食紅つけて丸めたもの?、って思ったんだけど、紀文が「はんぺんあられ」って赤と白のボール型はんぺんを販売しているんですね。関西では見かけません。関西人ってホントはんぺんやちくわぶってあまり食べないからなぁ…。あまり食べないどころかちくわぶって私は食べたことないです。はんぺんも生まれてこのかた2度ぐらいしか食べたことがない。はんぺんって昔はスーパーで売ってなかったもの。最近ははんぺんは年中あるけど(一社一種類ぐらいしかスーパーの棚にはない)、ちくわぶって冬以外には置いていない気がします。
食文化の違いをとても感じた3巻でした。

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