漫画『3月のライオン』4巻 ざっくりあらすじ&感想

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ネタバレ多少込みのざっくりあらすじです。作者さまの意図とは違う捉え方があるかも知れませんが、悪しからずご了承下さい。
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『3月のライオン』4巻 ざっくりあらすじ

Chapter33 坂の途中

ひな祭りの詰め合わせのかけ紙をイモ版とステンシルで作るひな。
ひな祭りのご飯を何にしようかというあかりにモモとひなはおいなりさんをリクエスト。

島田の研究会に参加する零。二海堂と重田はすでに来ていた。初めて会う重田を紹介される零。
検討で重田、二海堂、零のヒートアップに胃が痛くなる島田。島田の体調不良で研究会は終了。

Chapter34 銀の糸

獅子王戦前日。会場に行く零。二海堂はすでに来ていた。会場の雰囲気に気おくれする零に、この雰囲気にいざという時の為に慣れておいた方がいいという二海堂。自分がいつかタイトル戦に出る事をすでに考えている二海堂に覚悟ができているのを感じた零は動揺する。

幸田に会う零。生活費以外は幸田家に振り込んでいた零に、そんなことはしなくていいという幸田。でもそういう訳にはという零に、成人するまでは預かっておくから必要な時にはいつでも言いなさいという幸田。香子がよく零の所に行っているそうだが迷惑かけてないか、という幸田。零の顔を見て、行ってないことを悟る幸田。娘の考えていることがさっぱりわからないとこぼす幸田に、後藤の事を話すべきか迷うが、言えないままの零。

庭園を一人で歩く零。宗谷名人を見かける。宗谷名人の気配を全く感じる事ができなかった零は息をのむ。世界から音が消えた感覚。あの人と島田は戦うのか、と零は思う。

Chapter35 水面

宗谷と会長の後について会場に入る零。宗谷が会場に入ると音が消え、人垣が二つに割れる。不思議な光景だと思う零。
故郷で対局するために二つは勝たないと、と言う島田。第一局は宗谷の勝利。

香子に呼び出される零。父さんに余計なこと言ったでしょ、と零を問い詰める。何も言っていないという零にキレる香子。
その時、モモが零の足にしがみつく。振り返るとあかりとひなたがいた。
どうぞごゆっくり、というあかり。妹たちを連れて帰ろうとする。誰よ、あの人たちという香子に近所の世話になっている人たちだと答える零。今度はあの家に可哀想ぶって取り込んだんだ?という香子。
ひながお重をかかえて零に駆け寄る。元気がでるからこれ食べて、と零に渡して去る。
何で言い返さないのよ、と怒るひなたにおねいちゃんもそう思う、というあかり。

Chapter36 青い夜の底

零のアパートで文句を言いながらおいなりさんを食べる香子。そろそろ帰らないと、と促す零に、お腹いっぱいで動けないという香子。重箱を見るとほとんど空にしていた。

勝手に零の服に着替えて寝ころぶ香子。あかりのことを人妻と思っていた香子にそれは誤解で、あかりは香子とさほど歳も変わらないと言うと驚く香子。

零の所に泊まると実家に電話する香子だが、信じてもらえず零が電話をかわる。
彼氏を連れてきなさいと幸田に言われたという香子。かなり年上で妻帯者で昔の弟弟子だった男を紹介できるわけがない、と零に言う香子。モモに魔女と言われて、ホントに魔女ならこんな苦労していない、とこぼす。どうしよう、怖い、と言って零にしがみつく。姉弟にも他人にもなりきれないままの二人。

島田の家に行くと二海堂が最終局に勝ち、C1に上がることを零に言う。同じクラスになり、直接対決がかなうことを楽しみにしているという二海堂。その表情がまぶしすぎると感じた零。自分は何も変えられなかったまま、また新しい春を迎える。

Chapter37 奔流

研究会で激しく意見を対立させる重田と二海堂。詰将棋の紙を二人に渡す島田(囲碁教室で子どもがはしゃいでしょうがない時に使われる手段)。静かになった二人。島田は零に意見を聞くが、この局面になった時点でよくないのでは、と言う。前提を崩すなという島田以外の二人。説明しろ、と言われるが、何ていうか気持ち悪いと答える零。
帰り際、明日もう一度一人で来てくれないかと島田に言われる零。

翌日、一人で島田と指しあう零。A級棋士と長時間指した零はその圧力に疲弊する。

Chapter38 経る時

ギリギリ進級できた零に明後日クラスのみんなネズミーランドに行くらしいぞ、もちろん俺は誘われてないけどな、と言う担任。何でわざわざ知らせるんですか、と返す零。
一年間、何も変われなかったけど進級できたのは先生のおかげです、と言う零に、働きながら学校に通ってたお前は頑張っていた、俺は見ていた、という担任に涙ぐむ零。進級祝におでんでも食いに行こう、と零を誘う。

春休み。獅子王戦第三局。携帯で対局を確認する零。そこにひなとモモが重箱を取りにやってくる。
この間のあの女誰?と聞くひな。香子は姉で、姉弟喧嘩していただけだよ、という零に納得した二人。
家に帰ったひながあかりにこの間のあの人は零のお姉さんだった、よかったただの姉弟喧嘩で、と明るい様子で言うが、あかりはそっちの方がまずいよ、と心の中で思う。あの時、ほんの少しだって姉弟の匂いなんてしてこなかった、だから家を出たのね、とあかりは思う。

第三局、島田投了。5時になり、町中に懐かしい曲が流れる。その曲のタイトルが「ふるさと」だったことに初めて気付いた零。

Chapter39 夜を往く

将棋を始めたきっかけを思い出す島田。村中のじいさんに応援されていた。奨励会の頃から胃痛に悩まされてきた。

島田の家を訪ねる零。島田にうどんを作る。父が胃痛持ちだったから、と。幸田さんって胃痛持ちだったっけと問う島田に無言の零。本当の親の方かと気付く島田。

今日は帰りますという零に、指す気満々の島田。自分は島田の役に立っているのか?、A級の島田と指せるのは自分にとって勉強になるが、自分は何かを返せてるのか?と島田に尋ねる。お前、時々宗谷名人と同じことを言うんだよね、と島田は零に言う。だから零と指すと宗谷に似た視点の感覚を少しつかめる気がする、と言う。
宗谷名人を大きな白い鳥に例える島田。宗谷は天才だけどサボらない。でも差が縮まらないからと言って自分が進まない理由にはならない、と言う。
地元の駅の「将棋のまち天童から名人を」の段幕。B級以上で山形出身は自分だけ。あの段幕をすすけさせておくわけにはいかない、と言う島田。

Chapter40 京都①

体調の悪そうな島田を放っておけず、京都まで一緒について行く零。
島田の世話を焼く零に神宮寺会長はお前はもっと現代っ子でクールだと思っていたと言う。

獅子王戦第四局が始まる。島田は少しは眠れたのだろうか、と思う零。練習をさせずに休ませた方がよかったかもと悔やむが、対局は始まり、誰も手を出すことはできない。

Chapter41 京都②

故郷の夢で目覚める島田。

食事中の零に二海堂から電話。島田の体調が悪いことをなぜ教えなかった、と零に言うが、零は島田に大騒ぎになるから二海堂には教えないように言われていた。島田を頼むと言われる零。

正立会人の辻井九段がインフルエンザになり、急遽スミスが正立会人に。
大盤解説は藤本雷堂棋竜。解説の一部を零が受け持つことになった。

Chapter42 京都③

藤本は盤面を見て勝負あったな、と控え室へ向かおうとする。零は、まだ終わっていないとそれを止めようとするが、ここからひっくり返るわけがないと行ってしまう。
大盤を見つめる零は島田の駒は死んだとは思えないと思い、駒を動かして控え室へ向かう。
大差での負けだよ、と藤本は零に言うが、そこでも駒を動かす。
それは感想戦で宗谷が動かした駒と同じ場所。そこに駒を動かしていれば、宗谷の方が詰んでいた。
宗谷は島田に気付かなかったね、君は僕を信用し過ぎだ、と言う。
獅子王戦は島田の四連敗で終わり、島田と零はその夜のうちに東京へと帰る。

感想

担任がホントにいい人すぎて、零は幸せ者だなぁ~と思った4巻。あんな担任リアルにはほとんどいないんじゃないか、と思うわ。って少なくとも私はあまり担任には恵まれなかった方だから余計そう思うのかも知れない。

宗谷名人って生身の人間じゃないようなイメージ。これがラノベなら実は白鷺で、将棋の神様の使いで、って設定になりそうな感じ? アニメの声優は石田彰さんだったよね。イメージ的に石田さんの声はすごくぴったり。でもコミックの中でも宗谷名人はほとんど喋ってないんだけど…。

Chapter42の名人と零だけが気付く一手というエピソード、なんかヒカルの碁にも似たようなエピソードがあった気がしないでもないけど、零もすごい才能の持ち主なんだなぁ~と思わせる印象的なエピソードでした。

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